はじめに
何やらアフターコロナでフルリモートからフル出社に戻す企業が出てき始めたとか。
それで生産性の上がる職種や企業もあると思うので、全社納得であれば全然いいと思うのですが、
悲惨なのはこのコロナ禍を期に住まいを移された方ですね。
僕の場合コロナと全く関係ない時期に、以前勤めていた企業で片道2時間半かけて通勤していた時期がありました。
何してたんでしょうね...笑
削除した前のブログで記事にしていましたが、流石に稀有だろう(?)ということと上記情勢のもと参考になるかもしれないので、リライト兼ねて改めて記事にします。
先に結論だけ書いておくと、割と楽しかったけど全くオススメしないので、素直に引っ越し直すか転職を推奨します。
きっかけ
きっかけ自体はありがちだと思っているのですが、遠距離恋愛をしていたところから籍を入れ結婚するために、転職したからです。
住む地域は既に決めていたので、そこから通えて興味のある企業を当時は探していました。
恥ずかしながら割と転職に苦戦して、なんとか内定をもらった勤務先が住まいから1時間半のところで、
1時間半ならまぁぎり行けるやろ、大学時代もそれくらいかけてたし
という考えで内定受諾します。
が、その後そこから+30分バスで移動した先の勤務地に移ることになりました(バスの待つ時間や乗り換え含めると+1時間くらい)。
この段階でやっぱり辞退しておけばよかったんですが...笑
合計2時間半、超長距離勤務の始まりです。
長距離通勤の体験談
長距離通勤者の一日
定時上がりとして、時系列順に書くと次のような感じです。
05:30 起床
06:00 出発
06:10 駅到着、電車出発
06:30 駅到着
06:40 乗り換えで駅到着
06:50 電車出発
07:30 駅到着
07:50 バス出発
08:30 出社
17:30 退社
17:50 バス出発
18:10 バス到着
18:50 駅出発
19:20 駅到着
19:30 乗り換え、駅出発
19:50 駅到着
20:00 帰宅
通勤手当いくらだったんだ…(上限ギリギリです。払ってくれてた会社マジ感謝です。)
乗り換えの待ち時間長くない?
定時上がりなのに帰宅時間20時なんだ…
いろんなツッコミがあるかと思います笑。
通勤手当は上限がある
普通は気にするようなところではないと思うのですが、今回の経験で
「あ、通勤手当って上限設定あるんだ」と改めて認識しました笑。
幸いにも内定をいただいたところが名の通った大手企業だったので、手当の金額も多い方だったのですが、正直上限ギリッギリでした。
六ヶ月定期で上限まであと千円という感じでした。
地図アプリで表示される移動時間よりも長くなる
僕はホーム間の距離が徒歩5分くらいにもかかわらず、乗り換え時間に20分も30分もかけていました。
そして同じ時間に通勤されていた方も同じように、早めにホームで待っていました。
理由は単純で、座席に座るためです。
乗車時間が10分とかだとさほど気にならないと思いますが、1時間弱の乗車時間を毎日立って過ごすのは正直無理です。
企業を調べるときに、通勤時間をgoogle mapで調べるかと思います。
google mapでは最短ルート、最短時間が表示されるので、「あ、これくらいなら通勤できそうだな」と思っても、 実は「乗車時間1時間」とか表示されているかもしれません。
乗車時間が長いと座席に座りたい。座席に座るには早くホームに並ばないといけないので、結果的に通勤時間は長くなってしまうことに注意しましょう。
定時上がりでも身体は残業気分
定時上がりでも通勤時間が長いと残業したようなしんどさがあります。
通勤時間が片道2時間を超えると、一ヶ月にかかる通勤時間は60時間ちょっとです。
残業も60時間だとしんどいですよね…。
通っていた時のgoogle map timelineのメールです。
数値にされると結構やばいことをしているんだなと実感できます笑。
こちらは一年の累計距離。
この年は途中ハワイへ旅行に行ったので距離がそこそこ上乗せされていますが、地球1周弱くらいは通勤で移動したことになります。
長距離通勤のデメリット
さて、そんな僕の経験から、長距離通勤のデメリットをお伝えします。
大きくは次の通りです。
自分の、家族の時間が取れない
予想通りですよね。
そしてこれが一番痛いです。
長距離通勤の場合、僕の例でもあるようにどうしても夜遅くなります。
また、朝は必然的に早くなるので、夜は早く寝ることになりますし、朝は朝で早いので忙しいです。
その結果、家での家族との時間はおろか、自分の時間さえ取ることが難しくなります。
僕の趣味もこの通勤をしている間は全く時間をとれませんでした。
パフォーマンスが落ちる
朝が早いので出勤しても眠く、そして頭は回らないです。
また、朝ご飯も早めに取ることになるので、出社した時点ですでにお腹が空いています。
結果、全体的なパフォーマンスが落ち、しょうもないミスが多くなってしまいました。
通信制限が怖い
通勤時間が非常に暇です。
すると、携帯やタブレットで動画や音楽が捗ります。
毎日4時間以上通信しっぱなしなので、通信制限をすごい気にするようになります。
僕の場合タブレットでspotifyを聴いていたのですが、タブレットの場合無料アカウントだと15時間しか視聴できない(通勤時間で1週間分)ので、spotifyのアカウント3つ作って週替わりにしていました。
長距離通勤のメリット
個人的に長距離通勤は上記のデメリットの理由からおすすめしませんが、良かった点もあったので一応記載しておきます。
寄り道先が豊富
長距離通勤なので寄り道先が豊富です。
僕が使用していた通勤経路でも、主要な駅が3つ通っていました。
何か買って帰ったり、ご飯を食べて帰る分に困ることはなかったです。
勉強時間が生まれやすい
眠たかったので寝ていることも多かったですが、電車内の時間は有効に活用できます。
例えば僕の場合
英語の勉強(Netflixを英語で)
自己啓発書籍の読書
プログラムの勉強(paizaやswift playground)
を実施していました。
僕は結構面倒くさがりなので、勉強関連は時間があってもなかなか手を出せなかったのですが、通勤時間で強制的に暇な時間を作り出されたので、良かったと思いますね。
この時間で英語の勉強をしてハワイ旅行への自信をつけていました笑。
長距離通勤は基本的におすすめしません
独り身
体力がある
こんな方なら、思いの外充実した長距離通勤ライフを遅れるかもしれません。
しかし総合して、個人的に長距離通勤はおすすめしません。
いくら遠くても通勤時間は90分が限度だと思います。
それ以上かかれば、
通勤でストレスがたまる→ストレス解消する時間も取れない→ストレスがたまる
と悪循環に陥ってしまいます。
よい求人と出会えたとしても、通勤距離が90分を超えるようであれば、諦めるか近くへ引っ越すことを考えることをオススメします。
まとめ
今回は長距離通勤の現実について、僕の体験をもとにお話しました。
まとめると次のようになります。
長距離通勤は想像以上にしんどい
体力があるなら時間を有効に活用できるかも?
通勤時間というものは1日のパフォーマンスに大きく作用する要素です。
企業選びは求人条件も大切ですが、通勤時間もよく考えて転職活動に励んでいただきたいと思います。